「ラヴィング・マンデー ~聖書の真理がビジネスを変える~」を読んで「価値観」の大切さを教えられた

「ラヴィング・マンデー 聖書の真理がビジネスを変える」を読んで「価値観」の大切さを教えられた


ジョン・D・ベケット氏の「ラヴィング・マンデー ~聖書の真理がビジネスを変える~」(いのちのことば社)を読んで、会社でも教会でも正しい「価値観」が定まっていることが大事なのだと教えられました。

 

 

本書はベケット社の会長であり、米国のクリスチャン放送ネットワークから「最優秀クリスチャン・ビジネスマン」に選ばれたこともあるジョン・ベケット氏の体験に基づいたビジネス本です。

会社をどのように経営してきたのか、試練をどのように乗り越えてきたのか、ベケット氏が自身の会社で実践してきた具体的な事例が書かれていて非常に読みやすい内容です。

しかし、本書は、ベケット氏の体験談がある程度の味付けになってはいるものの、ベケット氏の自叙伝ではないし、本屋に溢れかえっているハウツー本でもありません。

むしろ、本書は、私たちを根本的な価値観の大切さについて理解させようとしています。

例えば、ベケット氏は人を採用する際、どの職種であっても最後の候補者とは必ず面接をするのだそうですが、ベケット氏はなぜそうするのか、その行動の背後には、確固とした「価値観」があるのだということを本書はしっかりと説明しています。

アメリカでは、それほど遠くない昔に、長文で内容のわかりにくい契約書などを交わさずに、単に握手をすれば、それで約束が守られた時代がありました。

家に鍵をかけないで出かけても問題のない時代がありました。

しかし、残念ながら、世の中に大きな変化が起きて、アメリカは変わってしまいました。

ベケット氏はその理由を「価値観」の変化であるといいます。

それを説明するのにベケット氏は全米ベストセラー1位、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」引用しています。1776年以降、アメリカで出版された成功に関する本を詳細に調べてみると、驚くべき事実がわかったのです。

 

過去50年に出版された成功に関する本は、皆中身が薄い。…小手先の技術か対処療法にすぎない注射、バンドエード、アスピリンのようなものだ。それとは著しく対照的に、アメリカ建国から約150年の間に出版された文献はすべて、成功の鍵として人格・品性に焦点を当てていた。例えば、高潔、謙遜、誠実、節制、勇気、正義、忍耐、勤勉、純真、中庸や黄金律などが、成功の要因として取り上げられている。要するに、30年ちょっとの間に、私たちの国を形作ってきた、本来永続すべき人格・品性といったものが放棄されてしまったのだ。(スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」より)

 

ベケット氏は自身の会社の「価値観」を、現代の文化に見られるあいまいな道徳、倫理とは異なるもの、また永続するものにしなければならないと感じて、聖書を深く勉強しました。

そして聖書が絶対的な人格というものを強調していることを発見したのです。

例えば、先の引用でスティーブン・R・コヴィーが、人格の要素としてあげていたもののうちの3つ、高潔、謙遜、正義は、聖書の中で圧倒的に重要なテーマです。

そのようにして、ベケット氏は聖書を基盤にして会社の価値観を定めたのでした…

これ以上書くと、本書の出版社に怒られるかもしれません。

もっと詳しく知りたい方はAmazonに猛ダッシュしてくださいませ。

 

 

OMAKE

本書でベケット氏は、自身の会社の柱である、「3つの価値観」を説明していますが、特にその価値観の中の一つ「卓越」を紹介している「大工のイエス」という項が非常に印象的でしたので、その部分を引用して終わりたい思います。

 

イエス・キリストがどのように仕事を始めたかを考えたことがあるだろうか。イエスは、小規模のビジネスマン、大工だった。イエスを宗教の指導者としてではなく、ビジネスマンとして考えてみよう。会社の私の部屋にある机の上に大工のイエスを描いた大きな絵が飾ってある。荒れた手に普通のかんなをもち、厳しい目で自分のしている作業を見つめている。私はその絵を見るたびに、当時は原始的な道具しか使えなかったにしても、イエスは非凡な職人としての素質を持っていたに違いないといつも思うのだ。私は、イエスの住まいからすぐ近くに住んでいる年老いた未亡人のために作ったキャビネットに最後の磨きをかけているところを想像することが時々ある。午後には彼女に届けようとしている。彼女は、届けたついでにちょっと寄るようにと誘う。話をしているうちにこの老女は、この大工の知識の深さや対応の素晴らしさにひどく感動する。この人は普通の大工ではないと思うのだ。老女がキャビネットのところに行って出来上がったものを見る。素晴らしい出来栄えをみて、その値段が安いと思った。キャビネットの上から下の隅々まで点検したが、これほど完全にできているものをそれまでに見たことがなかった。そして、「この近所に住む大工の仕事はまさに『卓越』していたものだ」と結論した。イエス・キリストは卓越の象徴だ。イエスの地球上での職人としての技は、忍耐深い、全く欠点のない性格、性質、生活ぶり、使命をまさに反映するものなのだ。

 

THANK YOU FOR READING.

 

 


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伊藤 走

伊藤走(イトウソウ) 自称ハッピーな神学生