富谷市の「はちみつプロジェクト」が熱い。ミツバチがいなければ、スタバでコーヒーが飲めない。

富谷市の「はちみつプロジェクト」が熱い。ミツバチがいなくなったら、スターバックスでコーヒーが飲めなくなる。


つい1950年代まで、中央アフリカのムブティ族は食事の70%を野生のハチの巣に頼っていて、1日に900gも食べていたという。

養蜂家や、ハチミツを巣ごと売っていた「昔ながらのやり方」に慣れている人たちもハチミツを巣ごと食べるのだそうだ。

超絶ハチミツが好きな人間の一人として、ぜひいつの日かハチの巣を食してみたいものである。

ルーシー・M・ロングは著書「ハチミツの歴史」のなかで、「ハチミツの生産者はミツバチである。人間はこの活力と甘さの天然の源を発見する幸運に恵まれたにすぎない。」と述べているが、私たちがハチミツを食べることができるのは、ミツバチが超頑張っているおかげだ。

1つの花に、蜜はごくわずかしかない。

そのため、ミツバチは一度に250個の花を訪れ、0.07gほどの蜜を集める。これは、ミツバチの体の90%の重さにあたる。

ミツバチの群れが1万個の花を訪れて、ようやくスプーン1杯のハチミツが出来上がる。(一匹のミツバチが一生の間に作れるハチミツは、わずか茶さじ12分の1だ。)

スターバックスに行くと、セルフサービスコーナーにハチミツが置いてあるが、あの小さな容器入ったハチミツは何千匹ものミツバチが協力しあった努力のかたまりなのだ。

 

スターバックスラテアイスにハチミツ多めグレートです。おすすめ。富谷市民である惣菜丸走CEOより。
「スターバックスラテアイス+ハチミツ多め」オススメのカスタマイズ

 

少し前に話題となったが、ミツバチが突然姿を消す事件が勃発している。

2006年から翌年にかけて、アメリカの養蜂家は養蜂箱の30%〜90%を失った。

巣の中にハチミツと花粉は十分にあるのに、突然ハチが減少したのだ。

このことは、「蜂群崩壊症候群(CCD)」と呼ばれ、アメリカのみならず、ヨーロッパの養蜂家でも問題となっている。

科学者は、いくつかの園芸植物がネオニコチノイドという殺虫剤を使って栽培され、それが植物の組織に浸透していることを突き止めた。

この殺虫剤はミツバチに深刻な神経障害を引き起こし、巣を出たミツバチは帰り道がわからなくなってしまう。

 

地球からミツバチが減っている危機。
地球からミツバチが減ってる

 

『くまのプーさん』で、プーさんは言う。

「ぼくが思うに、ミツバチがいるのはハチミツを作るためだ…ハチミツを作るのはなぜかというと、そうすればぼくが食べられるからだ」

プーさんが言っているように、「ミツバチがいるのはハチミツを作るため」だけではない。

国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長は言う。

「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」

私たちの食べ物のうちの多くは、ミツバチが受粉の手助けをするおかげで存在するのだ。

 

「ミツバチが地球上から姿を消した場合、人類はわずか4年間しか生存できなくなる。ハチミツはなくなり、受粉はなく、植物も動物も人類もいなくなる」モーリス・メーテルリンク
「ミツバチが地球上から姿を消した場合、人類はわずか4年間しか生存できなくなる。ハチミツはなくなり、受粉はなく、植物も動物も人類もいなくなる」モーリス・メーテルリンク

 

もしもミツバチが地球からいなくなってしまったら、スーパーに並んでいる食べ物の半分はなくなってしまうと、BBCはレポートした。

消えてしまう食品には、アーモンド、リンゴ、アボカド、カシューナッツ、ブルーベリー、ブドウ、モモ、コショウ、イチゴ、タンジェ、リン(ミカン)、クルミ、スイカ、最悪の場合コーヒーが含まれる。

 

ミツバチがいなければコーヒーが飲めない!富谷市にて。
ミツバチがいなければコーヒーが飲めない!

 

スターバックスの元CEOハワード・シュルツは「我々はコーヒービジネスをしているのではない。ピープルビジネスをしているのだ。」と宣言した。

この意味は、コーヒーのクオリティにこだわることは前提として、コーヒー以上にパートナーである従業員、お客様を大切にするということだろう。

今のスターバックスのロゴを見ると「COFFE」の文字がないことに気づく。

スターバックスにとってコーヒーは人々を喜ばせる手段であって、目的ではないのだ。

きっと、スターバックスはコーヒーが地球から消えてしまったとしても、生き残ってくれることだろう。

とはいうものの、コーヒーとハチミツがないスターバックスは寂しすぎる。

私たちがスターバックスで笑ってコーヒーを飲み続けるには、ミツバチのために何かしなくてはならない。

 

@宮城県富谷市
スタバ・ミツバチのために…

 

ミツバチ研究により、「天才賞」ともいわれるマッカーサーフェローに選ばれたこともある、マーラ・スピヴァクはTEDトーク「ミツバチはなぜ消えつつあるのか」で私たちがミツバチのためにできる2つのことを述べた。

①花を植える。(住んでいる地域に自生する花)

②殺虫剤を花にかけない。

すごくシンプルなアイディアだが、「個々の行動が大きな問題の解決に貢献する」とマーラ・スピヴァクは熱く語る。

このことを聞き、早速マイファミリーでも直売所で白い花(一個100円)を2つ購入して植えた。

もう一つの方法は、自分で養蜂をスタートしミツバチを育てることだ。

養蜂のスキルは本を読んだり、専門家に尋ねて身につけることができる。

養蜂に興味のある方は是非チャレンジして欲しい。

実は、私が住んでいる宮城県富谷市には「はちみつプロジェクト」というものが存在する。

富谷市役所の屋上には養蜂箱が設置されていて、(市役所の屋上で養蜂しているのは、日本全国でも富谷市ぐらいだと思う)4月上旬から11月までの間、有志の富谷市民がミツバチの観察や採蜜作業を手伝うのだ。

富谷市民である私は参加しないわけにはいかない。

養蜂のスキル、ミツバチの取り扱い方を学び生活に生かしていこうと考えている。

 

富谷市民には「はちみつの作り方」を無料で学べる特権がある
富谷市民には「はちみつの作り方」を無料で学べる特権がある

 

何千年も昔に書かれた旧約聖書には50回以上、ハチミツ(honey)という言葉が登場する。

あの有名な「詩篇」を遺した、古代イスラエルの王ダビデの大親友であるヨナタンもハチミツを食べていたことが記されてる。(1サムエル14章)

ヨナタンはハチミツを食べた直後に次のように言う。

「ご覧。私の目はこんなに輝いている。この蜜を少し味見しただけで。」

私たちの目も、ハチミツを食べることで、ハチミツを作るミツバチのために何か小さな行動をしていくことで、輝くのかもしれない。

ヨナタンのように、「神様と友人を本気で愛する」ことが目の輝きにとって、もっと重要であるに違いないけれど…

今回の記事は主に、「はちみつの歴史(「食」の図書館)」を参考にしました。

THANK YOU FOR READING.


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伊藤 走

伊藤走(イトウソウ) 好きな場所は教会とスターバックス。