スマホは脳の機能を低下させかねない

スマホはまるでドラえもんの道具「SNSは使えば使うほど学力が低下する」


「知的なビジネス・パーソンは必ずこの本を読んでいる」と話題になった、マルコムグラッドウェル氏の著作、「天才!成功する人々の法則」。グラッドウェル氏は「どんな才能や技量も、1万時間練習を続ければ本物にはならない」と述べています。私の場合、小学校の頃からボクシングのトレーニングを約8000時間続けました。あと2000時間だったか。笑

そんなことを考えている最中に、父が「素読のすすめ」という本を貸してくれました。

日本の教育学者、齋藤孝氏と東北大学教授の脳科学者、川島隆太氏の対談なのですが、10分もあれば読み終わる文量です。ものすごくコンパクトなのにも関わらず、価値ある情報が詰まっています。本を閉じてから「素読を1万時間しよう!」と心の中で叫びました。

※素読とは寺子屋などで行われていた、学習法の一つです。本などの文章を声に出して読み上げます。

川島氏は著書「素読のすすめ」の中で、「SNSをやっていると脳に抑制がかかる。」と宣言しています。スマホを使用することは、手を動かしたり、頭を使ったりして脳を刺激しているように思えるかもしれませんが、実際に測定してみると、「抑制」つまり「脳が積極的に眠っている状態」になっているということです。更に川島氏は、7万人の人間を7年間にわたって追跡調査しており、その結果、「スマホやSNSは使えば使うほど学力が低下」することがわかりました。

 

SNSの使いすぎは脳に悪い
「SNSは素読とはまるっきり逆」

 

高齢になって脳機能や生活の質が低下する1番の要因は、「記憶の容量が小さくなること」ということですが、川島氏は記憶の容量を、「作業をするときの机」に例えています。若い時は大きな机を持っているのでパソコンやノートを置いたり、資料を並べたりして自由自在に作業ができます。ところが、年をとると机が小さくなっていって最後にはノート1冊すら広げられなくなってしまいます。恐ろしいことに、若者であってもSNSばかりやっていると、「どんどん机が狭くなってしまう!」と川島氏はいいます。

認知症は薬を飲んでも改善されず、悪くなるスピードを遅らせることしかできません。ところが、認知症のお年寄りに美しい文章を声に出して繰り返し読ませる(素読)トレーニングを取り入れると、劇的な変化が見られたそうです。素読を続けることによって、記憶の容量が大きくなり脳そのものが変化を遂げて、認知症が改善したのです。

 

素読は脳に良い
素読によって覚えた言葉は、自分の中で生き続けて、長期的に人生を支えてくれる

 

漫画「ドラえもん」を見ると、その「便利な道具」の恵みを、ほぼ一身に受けているのび太の生活や能力は、一向に向上していないことがわかります。他の誰よりも「便利な道具」を使っているのにも関わらず、いつまでたっても「のび太のバ〜カ!」なのです。私たちもスマホという「便利な道具」を使いすぎると、脳がバカになってしまうに違いありません。

レッドブルの本社にはクリエイティブなアイディアを生み出すために、美しい散歩道があるそうですがスマホ片手にそこを歩いたら、レッドブルのCEOが泣いてしまいますね。

スマホと少し距離を置こう。「世界一美しい文章」を1万時間素読しよう。

「クリエイティブ」そのものである神様ともっと繋がるために。

記事に登場した本たち


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伊藤 走

伊藤走(イトウソウ) 好きな場所は教会とスターバックス。